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赤い鳥と矢崎先生とみすゞと、めぐりあいと

更新日:2019年8月2日



童話や童謡というものが、現代まで脈々と、揺るぎなく続く美しい、文学または音楽の本流となるための、最大の布石となったもの。鈴木三重吉が大正7年に創刊した『赤い鳥』。

その金字塔的な雑誌の創刊100年を記念して、2018年から各地で様々なイベントが行われてきました。

目白図書館でも、赤い鳥にちなんだ矢崎節夫先生のトークイベントが開かれるということで、5月12日のうららかな日曜、嬉々として参加してきました(なんと最前列で聴けたよ!💕💕)


矢崎先生は、いつもどおり時間通りに颯爽と登場され、童謡三大詩人といわれる中でも特に、白秋と八十の比較のお話や、ご自身が早稲田大学在学中に、弟子入りされた佐藤義美氏とのエピソードなどを、茶目っ気たっぷりに話され、自前のカセットテープで、白秋本人の録音音声まで聞かせてくださいました!

そして!終了後に…なななんとわたしたちは別室で、JULA出版局の皆さんと、併せて、憧れの矢崎先生とお話をさせて頂くことが出来ました。何年も前に仙崎でお会いしたことも、うっすらと覚えていて下さり、また、JULA代表の北村さんが、電話で話した佳枝ちゃんの名前を記憶していてくださった幸運も重なり、短いながらも、信じられないような、豊かな時間を過ごすことが出来ました。

矢崎先生の味のあり過ぎる素敵なサインと、そのことについて、語ってくださった温かな言葉と。それらはいつまでも、心と耳にこだまして、わたしたちの日々は、みすゞにも、音楽や文学にも、日常の何気ない風景にも、何に向いてもさらに瑞々しい彩りを纏ったような気がしています。


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